[家づくりノウハウ]
子育てしやすい間取りと動線(4)~平屋~
2025.07.28
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ESHIN GROUP
こんにちは、エーシンホームです。
近年人気の“平屋”。でも一部では「やめた方がいい」との声もあるようです。
確かに平屋にはメリットが多い反面、注意すべきポイントも――。
結論からいえば、「平屋だからダメ」ということはありません。ただ、平屋ならではの注意点はあります。
60坪程度の土地があれば、30坪の平屋を建てることができます。60坪の土地は広いでしょうか?
福井では、60坪の土地はわりと一般的。そう考えると、平屋だから特別広い土地が必要というわけでもなさそうです。
(平屋の土地選び、ポイントは?)
屋根や基礎が大きくなる分、同じ床面積なら2階建てより平屋の方が割高に。この点は、面積を抑えるなどして調整する必要がありそうです。
土地代は前項の理由により、平屋だからといって特別高くはなりません。
土地・建物が高額であれば、固定資産税は当然高くなります。そういう意味では、「平屋だから固定資産税が高い」というのは、少し誤解を招く表現かもしれません。
全ての窓が1階にあることで不安を感じる方が多いのかもしれませんが、警察庁のデータ(侵入犯罪の脅威)によると、侵入原因の多くは鍵の締め忘れ。まずは、施錠の徹底を。
すべての部屋が1階にあるので外からの視線が気になったり、ワンフロアなので家族間のプライバシー確保が難しかったりすることはあるでしょう。設計士の力量が求められる点ではあります。
2階建ての家に囲まれると、平屋はどうしても日当たり・風通しが悪くなってしまいます。中庭や高窓を活用するなど、設計上の配慮を。
平屋はワンフロアゆえに移動距離が長くなりがちですが、家事動線を意識した設計で解決できます。むしろ、上下移動がない分、平屋は移動がラクだと感じる方も多いのでは?
2階がないということは、垂直避難ができないということ。基礎を高くするなどの対策はとれますが、外観デザインやバリアフリー性といった平屋のよさを損なってしまうこともあるため、土地選びの段階でハザードマップを確認するなどして、浸水区域を避けるのが賢明です。
平屋と2階建てのどちらが良いかは、家族構成、ライフスタイル、土地の広さ、予算など、多角的に判断する必要があります。
「やめた方がいい」という意見にとらわれず、自分たちにとって大切なことは何なのかを考えて、後悔のない選択を。
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