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2021.12.03 家づくりノウハウ

住宅のメンテナンス時期について

こんにちは、アフター課の酒井です。

業務的にお客様宅のメンテナンスをしているもので項目はいろいろあるのですが、今回外装部分についてのメンテナンス時期を簡単にご説明したいと思います。

まず屋根ですが、主流なのは瓦と板金です。
瓦は耐久年数的に30年~40年で状態にもよりますが葺き替えが必要になってきます。
葺き替えるまでの期間内では、特に台風や大雪などがあった年は瓦のズレ、割れ、剥がれが無いか点検をお勧めします。

板金屋根の場合も台風や大雪などがあった際は点検することをお勧めします。
今板金で主流なのがガルバニウム鋼板でアルミニウムを混ぜることでサビにくくしていますが、何もしないでいるといずれサビて塗装が必要になります。
目安は10年~15年ぐらいで塗装するのが良いと思われます。
塗装の種類もいろいろあり、金額が高いほど耐候性などが高くなり、色あせしにくくなります。
フッ素、シリコン、アクリルなどありますが耐候性と価格的にシリコン系が主流です。

次は外壁ですが、窯業系サイジング、板金、木材、タイルなどいろいろな種類、仕様があります。
これも基本的に全てメンテナンスが必要で、特に窯業系サイジングは塗装とシーリング工事がセットで必要になります。
シーリングは、立地場所、日照状況によって変化しますが7、8年目ぐらいから徐々に硬化していきます。
塗装時期も板金屋根と同じく10年~15年の間では施工することをお勧めしています。

木材に関しては、通常下見板と呼ばれるものは厚みも9㎜~15㎜ぐらいの板をよく使用しているのですが塗装が退色、剥がれたままにしておくと木材に雨などの水分が染み込み、日が当たると蒸発、その繰り返しが激しくなると反り、割れにつながり張替えが必要になります。
木材も呼吸しますし表面が柔らかいため雨がかりの場所などは塗装の持ちが悪くなります。
塗装時期は、5年ごとに塗るのが素材を長持ちさせる秘訣かと思います。

タイルに関しては、最近タイル目地をしない仕様が多く、下地が窯業系サイジングの上に張ったりする工法もあるので目地切れ、白華現象が起きにくくなっています。
基本タイルは、定期的に塗装が必要な素材でないので外的な振動、揺れがあった場合に浮き、剥がれ、割れが無いか打診確認するくらいです。
しかし、サイジングや板金などと違い、不具合内容によっては目視ではわかりにくいのもタイル、モルタル壁です。
大きな地震等あった後は、業者で打診点検することをお勧めします。
見逃していると、突然剥がれ落ちたりして2次災害になる恐れがあります。

以上簡単に外装部分のメンテナンス時期などご説明しましたが、やはり日頃から状態の変化が無いか気に掛けることが長持ちさせる秘訣かと自分は思います。