[家づくりノウハウ]
軒ゼロ住宅で後悔しないために!失敗事例と対策、メリット・デメリットを解説
2026.01.05
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「注文住宅を建てたいけれど、土地がない」そんな状況から家づくりをスタートする方は、実は少なくありません。土地探しから始める注文住宅は、立地も間取りも自分たちの希望を反映できる、自由度の高い選択肢。ただし、進め方や資金計画には押さえておきたいポイントがあります。
まずは、土地探しから注文住宅を建てる際の流れや住宅ローンの仕組み、土地選びのコツまで、理想の家づくりを叶えるための情報選びから始めましょう。

注文住宅を建てる方法はいくつかありますが、その中でも土地探しから始める家づくりは、立地も間取りも自由に選べる魅力的な選択肢です。
マイホームを検討する際、すでに土地を所有している方ばかりではありません。むしろ、「これから土地を探す」という方の方が多いかもしれません。
土地探しから始める注文住宅が選ばれる理由は、何といっても”自由度の高さ”。住みたいエリアを自分で選べるのはもちろん、土地の広さや形状、周辺環境まで、家族のライフスタイルに合わせて選択できます。
「子どもの学区を優先したい」「職場へのアクセスを重視したい」「自然豊かな環境で暮らしたい」──。そうした希望をひとつずつ叶えながら、理想の住まいを実現できるのが、土地探しからの注文住宅の大きな魅力です。
土地を既に所有している場合と、これから探す場合とでは、家づくりの進め方や費用面で違いがあります。
土地探しから始める場合のメリット
土地探しから始める場合のデメリット
既に土地を所有している場合は、土地購入費用がかからない分、建物にかける予算を増やせますが、土地の形状や法規制によっては希望の間取りを実現できないケースも。
土地探しから注文住宅を建てる際に、特に意識しておきたいのは次の3点です。
まず総予算の明確化。土地代と建物代、諸費用を含めた総額をしっかり把握しておくことで、土地探しの際に予算オーバーを防げます。
次に建築会社選びのタイミング。土地を先に決めてしまうと、後から選んだ建築会社では希望のプランが建てられない、ということも起こり得ます。土地探しと建築会社選びは、できるだけ並行して進めるのがおすすめ。
そして土地の法規制の確認。これによって、建てられる家の大きさや高さが決まります。気に入った土地でも、希望する住まいが実現できるかどうか、事前のチェックが欠かせません。

土地探しから注文住宅を建てる際、多くの方が悩むのが住宅ローンの組み方。土地と建物を別々のタイミングで購入するため、仕組みを理解しておく必要があります。
最もシンプルなのが、土地代と建物代をまとめて借りる『一本化ローン』。金融機関によっては『土地先行融資』や『分割実行』といった名称で扱われています。
このローンのメリットは、手続きが一度で済むこと。審査も1回、契約書類も1セットなので、手間や時間を大幅に削減できます。
ただし、すべての金融機関がこのローンを扱っているわけではないため、住宅会社や金融機関に早めに相談しておくと安心です。
一方『つなぎ融資』は、建物完成までの”つなぎ”として一時的に借りるローンのこと。土地購入時や建築中の中間金支払いに充て、建物完成後に本融資へ切り替える仕組みです。
ただし、つなぎ融資金利は住宅ローンよりもやや高めに設定されているのが一般的。手数料も別途必要になることが多いため、総返済額は一本化ローンよりも増える傾向にあります。

土地探しからの注文住宅は、どのような流れで進んでいくのでしょうか。ここでは、契約から引き渡しまでの7つのステップを見ていきましょう。
家づくりの第一歩は、資金計画から。土地探しからスタートする場合、土地代・建物代・諸費用の3つをトータルで考える必要があります。
諸費用には、不動産仲介手数料、登記費用、住宅ローン手数料、火災保険料、地盤調査費用、外構工事費などが含まれます。一般的に、土地・建物価格の8〜10%程度を見込んでおくと安心。
「総予算3,500万円」という場合、土地代と建物代だけで使い切ってしまうのではなく、諸費用分として500万円前後を別に確保しておく、という考え方が重要です。
関連記事:20年、30年先を見据えた資金計画を
土地探しと並行して進めたいのが、建築会社選び。「土地が決まってから会社を探せばいい」と思われがちですが、実は建築会社を先に決めておくメリットは大きいです。
住宅会社には、それぞれ得意とする工法やデザイン、価格帯があります。希望する家のイメージに合った会社を先に見つけておけば、土地探しの際にも「この土地なら、こんな家が建てられる」という具体的なイメージを持ちながら検討できます。
また、住宅会社は土地探しのサポートもしてくれるケースが多く、建築のプロの視点から「この土地は南側に建物が建つ可能性があるので、採光に工夫が必要」といったアドバイスももらえます。
建築会社が決まったら、いよいよ本格的な土地探しへ。土地探しの方法は、主に次の2つです。
住宅会社経由で探す
建築を依頼する住宅会社に土地探しも依頼する方法。建築プロの視点から、その土地に適した家が建てられるかどうかを判断してもらえます。
不動産会社で探す
地域の不動産会社に直接相談する方法。地元の情報に精通しており、未公開物件を紹介してもらえることも。
土地探しの段階で特に注意したいのは、次の点。
関連記事:福井での土地探し、誰に相談すべき?
希望に合う土地が見つかったら、契約前の『重要事項説明』があります。土地の権利関係、法的制限、インフラ整備状況などの記載がありますが、専門用語も多く出てくるため、わからないことはその場で質問して、納得してから契約書に印を押すことが大切。
契約時には、手付金として売買代金の5〜10%程度を支払うのが一般的です。その後、住宅ローンの本審査を経て、決済・引き渡しとなります。
土地が決まったら、いよいよ家のプランニング。敷地の形状や方角、周辺環境を踏まえながら、理想の間取りを形にしていく楽しいプロセスです。
設計打ち合わせでは、「リビングは家族が自然と集まる場所にしたい」「在宅ワークのスペースが必要」「老後も暮らしやすいバリアフリー設計にしたい」──。そうした思いを丁寧に伝え、プランは少しずつ形になっていきます。
契約が完了し、建築確認申請が下りたら、いよいよ着工。工事期間は建物の規模や工法によって異なりますが、一般的な木造住宅の場合、4〜6ヶ月程度が目安です。
工事中は、基礎工事、上棟、内装工事など、各段階で施主立ち会いのもと確認が行われます。気になる点があればその都度、現場監督や担当者に相談を。
近隣への配慮も忘れずに。工事開始前の挨拶については、施工会社に確認を。
建物が完成したら、最終チェックの『竣工検査』を実施。施主、施工会社が立ち会い、仕上がりや設備の動作確認を行います。
引き渡し時には、鍵の受け渡しや設備の使い方説明、保証書類の確認などが行われます。アフターメンテナンスの内容や連絡先もしっかり確認しておきましょう。
土地探しから始まった家づくりも、ここでひとつの完成を迎えます。長い道のりを経て手に入れた我が家で、新しい暮らしがスタートします。

土地探しは、家づくりの成否を左右する重要なステップ。ここでは、理想の土地を見つけるためのコツと、見落としがちな注意点をご紹介します。
土地探しのルートは大きく分けて2つありますが、それぞれにメリット・デメリットがあります。
住宅会社経由で探す場合
メリット:
デメリット:
不動産会社経由で探す場合
メリット:
デメリット:
理想的なのは、建築会社を先に決めてから、その会社と一緒に土地を探す方法。もしくは、不動産会社で気になる土地を見つけたら、契約前に建築会社に相談する流れです。
「希望するエリアに、なかなか土地が出てこない」というのは、土地探しでよくある悩み。そんな時は、次のような対策が有効です。
候補エリアを広げる
第一希望エリアの隣接地域まで範囲を広げてみると、意外と条件に合う土地が見つかることも。「この駅じゃないとダメ」ではなく、「この駅から2駅以内」と柔軟に考えることで、選択肢がグッと増えます。
優先条件を見直す
「広さ」「駅からの距離」「日当たり」「学区」「予算」──。すべての条件を満たす土地を見つけるのは、正直難しいもの。家族で話し合い、「これだけは譲れない」というポイントを3つ程度に絞ると、土地探しがスムーズに進みます。
タイミングを待つ
まめに情報をチェックしながら、良い土地が出てくるのを待つのも一つの方法。ただし、「待ちすぎて疲れてしまう」ことのないよう、期限を決めておくとよいでしょう。
分譲地も視野に入れる
整備された分譲地なら、インフラが整っており、近隣トラブルのリスクも少ない傾向に。複数区画が同時に販売されるため、比較検討しやすいのもメリットです。
関連記事:暮らし方で決める福井の土地探し
関連記事:魅力たっぷりの分譲地、選ぶ注意点は?

気に入った土地が見つかっても、契約前に必ず確認しておきたいポイントがあります。
日当たりと風通し
南側に高い建物や崖がないか、朝・昼・夕方の日の入り方はどうか。実際に現地を訪れ、できれば時間帯を変えて複数回チェックを。周辺に空き地がある場合は、将来建物が建つ可能性も考慮しましょう。
周辺環境
スーパーや病院、学校、公園などの生活施設が近くにあるか。また、夜間の街灯や人通り、騒音なども確認しておきたいポイント。可能であれば、平日と休日、昼と夜、それぞれ違った時間帯に訪れてみるとよいでしょう。
道路状況
前面道路の幅員は4m以上あるか(建築基準法で定められた基準)。幅員が狭いと、建築時の重機搬入に支障が出たり、建築費用が上がったりすることも。また、交通量や通学路になっているかなども確認を。
建ぺい率・容積率
その土地にどれくらいの大きさの家が建てられるかは、建ぺい率と容積率で決まります。「思っていたより小さい家しか建てられない」ということにならないよう、事前に確認を。
水害リスク
近年、集中豪雨や台風による水害が増えています。各自治体が公開している『ハザードマップ』で、浸水想定区域や土砂災害警戒区域に該当していないかを必ず確認しましょう。
地盤の状態
見た目では分かりませんが、地盤の強度は非常に重要。購入前に地盤調査を行い、軟弱地盤の場合は改良工事費用も予算に組み込んでおきましょう。

土地探しからの注文住宅を成功させるには、いくつかの重要なポイントがあります。
土地探しから注文住宅を建てる場合、次のような費用や流れを事前に把握しておくことが大切です。
これらを事前に理解しておくことで、予想外の出費に慌てることなく、スムーズに家づくりを進められます。
建築会社は土地探しの強力なパートナーになってくれるため、早めに決めておきましょう。ただし、焦って決めると後悔につながるため、複数社をじっくり比較検討することが大切。
複数社を比較する際のポイント
住宅展示場や完成見学会に足を運んだり、資料請求をしたり、実際に建てた人の話を聞いたり。時間をかけて情報収集し、「この会社なら安心して任せられる」と思える会社を選びましょう。

土地探しからの注文住宅は、自由度が高い反面、押さえておくべきポイントも多くあります。最後に、成功のカギとなる要素を確認しておきましょう。
スムーズに進めるコツは、土地と家づくりを”セット”で考えること。先に土地を買ってしまうと、後から「この土地では希望する家が建てられない」となるリスクがあります。逆に、建築会社を決めてから土地を探せば、プロの視点でアドバイスをもらいながら、”建てられる土地”を選ぶことができます。
住宅ローンの仕組みや諸費用についても早い段階で理解しておけば、予算オーバーや資金繰りの心配も減るのではないでしょうか。
家づくりは、人生で最も大きな買い物のひとつ。だからこそ、信頼できるパートナーと一緒に進めることが何より大切です。
建築会社は、ただ家を建てるだけの存在ではありません。土地探しのアドバイス、資金計画のサポート、設計の提案、そして引き渡し後のメンテナンスまで、長く寄り添ってくれるパートナー。
時間をかけて、納得のいく土地と出会い、信頼できる建築会社と出会う。その先に、家族みんなが笑顔で暮らせる”我が家”が、きっと待っています。