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2025.11.05 家づくりノウハウ

平屋に住みたい!販売型モデルハウスを購入するという選択

近年、子育て世代を中心に平屋住宅の人気が急上昇しています。ワンフロアで完結する生活動線や、家族のコミュニケーションを促進する間取りなど、多くのメリットを持つ平屋。その中でも、販売型モデルハウスの購入は通常の注文住宅よりもお得に上質な住まいを手に入れる絶好のチャンス。
ただし、購入前にはメリット・デメリットの両面を理解し、展示による劣化リスクや間取り変更の制約、購入タイミングなどを確認しておくことが大切です。

今、人気!平屋のモデルハウス

住宅展示場や分譲地で見かける『モデルハウス』。これは、住宅会社が自社の技術や設計思想を体感してもらうために建てた実際の建物です。来場者が実際の広さや動線、設備のグレードなどを確認できるように、一定期間展示されています。
中でも販売型モデルハウスは、展示期間終了後に実際に住める住宅として販売することを目的につくられています。数ヶ月から1年程度展示された後で販売されることが多く、同じグレードの注文住宅を一から建てるよりも手頃な価格で購入できます。

平屋のモデルハウスが増えている背景には、実需の高まりがあります。階段のない暮らしを求める子育て世代やシニア世代が増え、住宅会社も平屋の商品力を強化。その魅力を伝えるために、実際に体感できるモデルハウスを建てるケースが増えているのです。

子育て世代に選ばれる平屋の魅力

庭から見る平屋

平屋が子育て世代から支持を集める理由は、安全性と快適性、そして長期的な住みやすさにあります。

安全で効率的な生活動線

平屋の最大の特徴は、すべての空間がワンフロアで完結すること。小さな子どもがいる家庭では、階段からの転落事故のリスクを完全に回避できます。特に夜中のトイレや、子どもが走り回る日常の中で、階段がないという安心感は想像以上に大きいもの。
また、リビングにいながら子どもの様子を把握できる見守り効果も。二階建てだと子どもが二階の自室にこもってしまいがちですが、平屋では自然と家族の気配を感じられる距離感が保てます。
また、洗濯物を二階のベランダに運ぶ、掃除機を抱えて階段を上り下りする……そんな日々の”ちょっとした手間”がなくなるだけで、家事効率は大幅にアップします。

家族の一体感

平屋の間取りは、自然とリビングを中心とした設計になることが多く、家族が顔を合わせる機会が増えます。子どもが学校から帰ってきたとき、リビングを通って各部屋に向かう動線にすれば、「ただいま」の声が自然と聞こえてくる。
キッチンで料理をしながらリビングで遊ぶ子どもの様子が見える、リビング学習のためのカウンタースペースで宿題をする子どもに声をかけられる。こうした何気ない日常のコミュニケーションが、家族の絆を深めていきます。
思春期になっても完全に孤立しにくい環境は、子育てにおいて大きな安心材料になるでしょう。

長期的な住みやすさ

平屋は子育て期だけでなく、老後まで見据えた”終の棲家”として選ばれています。段差のないバリアフリー設計は、老夫婦だけになっても安全に住み続けられる可能性を秘めています。
メンテナンスの面でも優位性があります。外壁塗装や屋根修理の際、二階建てに比べて足場代が安く済むケースが多く、長期的なコストを抑えられます。
さらに、冷暖房の効率が良いのも平屋の特徴。上下階の温度差がないため、エアコン一台で家全体の空調を管理しやすく、光熱費の削減にもつながります。初期費用だけでなく、ランニングコストまで考えると、平屋の経済性は高いと言えるでしょう。

販売型モデルハウスを購入する3つのメリット

住宅の案内をする女性

販売されているモデルハウスを購入することには、価格面だけでなく、時間や品質の面でも大きなメリットがあります。
関連記事:福井でマイホームを!モデルハウス購入という選択肢

1.    ハイグレードでコスパよし

モデルハウスの最大の魅力は、やはり価格。
展示用に建てられたモデルハウスは、住宅会社が自社の技術力をアピールするために、ハイグレードな設備や仕様を採用していることがほとんど。
また、土地代込みの明確な総額表示がされているため、予算の見通しが立てやすいのも安心材料。注文住宅の場合、設計段階で予算オーバーになりがちですが、モデルハウスならそうした心配がありません。同じ予算でワンランク上の住宅が手に入ります。

2.    早く入居できるタイパのよさ

注文住宅の場合、土地探しから設計、建築まで含めると、入居までに1年以上かかることも珍しくありません。その点、モデルハウスは既に完成しているため、展示期間の終了を待ったとしても、契約から引渡しまでの期間を大幅に短縮できます。
物件によっては、展示用に設置された家具や家電がそのまま付いてくることも。カーテンや照明、エアコンなどをそろえる必要がないのはタイパがよいのに加え、初期費用を抑えられるので予算面でも助かります。

3.    実物を確認できる安心感

注文住宅の場合、図面やパースを見て想像しながら決めていくため、実際に完成してから「思っていたのと違う」と感じることもあります。
一方、モデルハウスは完成品をそのまま購入するスタイル。実際に歩いてみて、リビングからキッチンへの動線が使いやすいか、収納の広さは十分か、日当たりはどうかなど、暮らしをイメージしながら確認できます。
入居後のギャップが少なくなります。「百聞は一見にしかず」という言葉通り、実物を見て納得してから購入できるのは大きな安心材料です。

販売型モデルハウスを購入するデメリット

営業マンの話を聞く夫婦

メリットが多い販売型モデルハウスですが、購入前に知っておくべき注意点もあります。これらを理解した上で、自分の希望と照らし合わせて判断することが大切です。

展示による劣化のリスク

モデルハウスは展示期間中、多くの見学者が訪れます。ほとんどは気にならない程度ですが、多少の使用感は残ってしまうことがあるので、神経質な方は事前にしっかりチェックしておきたいところ。
また、展示期間が長い場合、設備機器の製造年月日が古くなることも。新品ではあっても、最新モデルではないというケースも。保証期間の開始日についても、あらかじめ確認しておくと安心です。
購入前の内覧時には、細部まで丁寧に確認し、気になる箇所があれば販売会社に相談を。

間取りやデザインに制約がある

モデルハウスは既に完成しているため、間取りの変更は基本的にできません
デザインや色合いも既に決まっています。「もっとシンプルな内装が好み」「この壁紙は自分の趣味と合わない」と感じても、大幅な変更は難しいでしょう。
また、将来的に家族構成が変わったときの対応も考えておく必要があります。子どもが増える、親との同居を検討するなど、ライフステージの変化に柔軟に対応できるかどうかは、事前に確認しておきたいポイントです。

立地選択の自由がない

販売型のモデルハウスは、住宅会社が選んだ分譲地の特定の区画に建てられています。そのため、基本的には立地のよい場所にありますが、「もう少し駅に近い場所がいい」「南向きの土地がいい」といった要望は叶いません。
立地は住み心地を大きく左右する要素。通勤・通学の利便性、買い物環境、子育て環境など、妥協できない条件がある場合は、慎重に検討する必要があります。

購入のタイミングに制約がある

モデルハウスは展示期間が終了するまで入居できないため、分譲住宅のように「今すぐ」入居できるわけではありません。展示終了のタイミングは物件によって異なり、数ヶ月先になることも。
また、販売型モデルハウスは基本的に一点もの。気に入った物件があっても、他の購入希望者がいれば競争になります。検討している間に売却済みになってしまうことも。
良い物件に出会ったら、迅速な判断が求められるのも、モデルハウス購入の特徴と言えるでしょう。

失敗しない!販売型モデルハウス選びの4つの成功ポイント

キッチンに立つ女性とロフトにいる男性

理想のモデルハウスを見つけるためには、いくつかのチェックポイントがあります。価格や見た目だけでなく、長期的な視点で判断し、後悔しない選択を。

1.    ライフスタイルとの適合性

まず大切なのは、今の家族構成と暮らし方に合った間取りかどうか。子どもの人数や年齢、在宅ワークの有無など、家族それぞれのライフスタイルを考えて選びましょう。
子どもが成長して個室が必要になる、趣味のスペースを確保したいなど、5年後、10年後の暮らしをイメージしてみることも大切。
また、収納スペースの広さや配置も重要なポイント。ファミリークロークやパントリーなど、十分な収納が確保されているかチェックしましょう。

2.    立地の利便性と将来性

毎日の暮らしに直結する立地条件は、妥協しにくいポイント。小学校や保育園までの距離、通勤・通学の利便性など、生活に必要な施設が揃っているか確認しましょう。
資産価値の観点からも、立地は重要です。駅からの距離や周辺の開発計画など、将来的に地域の価値が維持される見込みがあるかも考慮したいところ。
実際に何度か足を運んで、朝・昼・夜の雰囲気や、平日・休日の人の流れなどを確認するのもおすすめです。

3.    飽きのこないデザイン

モデルハウスは住宅会社がトレンドを取り入れたデザインにしていることが多く、見学時には「おしゃれ!」と感じても、長く住むうちに飽きてしまうことも。外観も内装も、5年後、10年後も気に入っていられるかイメージしてみましょう。
自分の好みに合っているかどうかも大切。他の人がどれだけ素敵だと言っても、自分が心から気に入らなければ、毎日の暮らしは楽しくありません。第一印象だけでなく、何度か見学して”本当に好きか”を確かめるのも一つの方法です。

4.    建築会社の信頼性

長く安心して暮らすためには、建築会社の信頼性も重要な判断材料。施工実績や評判を確認し、地域での信頼度を調べてみましょう。
特にアフターサービス体制は要チェック。入居後に不具合が出たとき、迅速に対応してもらえるか。定期点検やメンテナンスのサポートは充実しているか。こうした点を事前に確認しておくことで、長期的な安心が得られます。
地域密着型の工務店であれば、何かあったときにすぐ駆けつけてもらえる距離感も魅力です。

販売型モデルハウス購入の流れ

パソコンのキーボードとSTEPの文字

モデルハウスを購入する際の基本的な流れを理解しておくと、スムーズに進められます。各ステップでのポイントを押さえておきましょう。

STEP.1 モデルハウス見学

まずは気になるモデルハウスを実際に見学します。事前に予約をしておくと、担当者からじっくり説明を受けられます。間取りや設備、日当たり、周辺環境など、細かくチェックしましょう。可能であれば、家族全員で見学するのがおすすめ。実際に暮らす全員の意見を聞くことで、後悔のない判断ができます。気になる点があれば遠慮なく質問を。

STEP.2 資金計画

購入を前向きに検討する場合、次は資金計画を立てます。物件価格だけでなく、諸費用(登記費用、火災保険料、固定資産税など)も含めた総額を把握しましょう。住宅ローンを利用する場合は、金融機関で事前審査を受けます。自己資金の額、月々の返済可能額、借入期間などを具体的に計算し、無理のない返済計画を立てることが大切です。

STEP.3 契約手続き

資金計画が固まったら、売買契約を結びます。重要事項説明を受け、契約内容をしっかり確認してください。不明点があれば納得できるまで質問しましょう。契約時には手付金(一般的に物件価格の5〜10%)が必要です。同時に住宅ローンの本審査を申し込み、承認を得ます。この段階で、引渡し日や残金の支払い方法なども決定します。

STEP.4 引渡し

契約から引渡しまでの期間は物件によって異なりますが、展示期間終了後に引渡しとなります。引渡し前には、傷や汚れなどの最終確認を行います。問題がなければ残金を支払い、鍵を受け取って引渡し完了。登記手続きも同時に進められます。引っ越しの準備も並行して進めておくと、スムーズに新生活をスタートできます。

エーシンホームで平屋モデルハウス販売中

平屋モデルハウスのLDK

エーシンホームでは現在、高柳に平屋のモデルハウス『Sen(セン)』を販売中。遊び心と機能性を両立させた、開放感たっぷりの平屋です。

最大の特徴は、リビングに設けられたサンクンリビング。一段下がった空間で、家族がゆったりとくつろげる特別な場所に。子どもたちが遊ぶスペースとしても、大人がリラックスするスペースとしても活躍します。
キッチン横には広々としたカウンタースペースを配置。子どもが宿題をしたり、親が在宅ワークをしたり、多目的に使えます。料理をしながら子どもの様子を見守れる距離感が、子育て世代には嬉しいポイント。
個の時間を大切にしたい方には、ロフトスペースも魅力。趣味の空間や書斎として、家族それぞれの”自分だけの場所”を確保できます。
ファミリークロークは収納力抜群。家族全員の衣類やバッグ、季節家電などをまとめて収納できるため、各部屋がすっきり。洗濯動線にも配慮した設計で、洗う・干す・しまうの一連の動作が効率的に。忙しい毎日の家事負担を軽減します。

見学は随時受付中。実際に空間を体感していただくことで、平屋での暮らしがよりリアルにイメージできるはずです。
» 高柳平屋モデルハウス「Sen(セン)」

関連記事:高柳に平屋のモデルハウスがオープン!

まとめ

キッチン横のワークスペースにいる女性

モデルハウスの購入は、コストを抑えながら質の高い住まいを手に入れられる魅力的な選択肢。完成品を確認してから購入できる安心感、即入居できるスピード感も大きなメリットです。
一方で、展示による劣化リスクや間取り変更の制約、立地選択の自由がないといったデメリットも。購入のタイミングにも制約があるため、気に入った物件に出会ったら迅速な判断が求められます。
成功のポイントは、ライフスタイルとの適合性、立地の利便性、飽きのこないデザイン、そして建築会社の信頼性をしっかり確認すること。これらを総合的に判断することが、理想の住まい実現への第一歩となります。
メリットとデメリットを理解した上で、自分たち家族にとって本当に必要な条件を整理してみてください。