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2024.08.01 家づくりノウハウ

北庭は「暗い」から「涼やか」へ。シェードガーデンで叶える贅沢な暮らし

「庭を作るなら、日当たりの良い南側」 家づくりにおいて、これは一つの常識かもしれません。
しかし、もし敷地にゆとりがあるのなら、あえて「北側の庭(北庭)」の可能性に目を向けてみませんか?

北庭は敬遠されがちですが、実はその特性を活かすことで、夏の酷暑を忘れさせてくれる「シェードガーデン(日陰の庭)」という極上のリラックス空間に変わります。今回は、北庭を魅力的に仕上げるための3つの秘訣をご紹介します。

「光」と「風」のコントロールが心地よさの鍵

北庭をジメジメした空間にせず、居心地の良い場所にするには2つの条件があります。

1.ほどよい日照の確保

完全な暗闇ではなく、朝や夕方のわずか2~3時間だけでも光が入る場所を選びましょう。木漏れ日が差し込む時間は、南側の強い日差しとは異なる、穏やかで美しい光景を生み出します。

2.風通しのルートを作る

日陰の地面は湿気が溜まりやすいため、風の通り道を設計することが重要です。風が抜けることで湿気が解消され、夏場でもサラッと快適な「天然のエアコン」のような空間になります。

彩り豊かな「シェードプランツ」選び

北庭の主役は、日陰を好む「陰生植物(シェードプランツ)」です。日陰だからこそ映える、葉の質感や色のコントラストを楽しんでみましょう。

存在感のあるリーフたち

  • ギボウシ: 色や模様、サイズが豊富。大きな葉が庭にボリュームを与えます。
  • シダ植物: フレッシュグリーンの繊細な葉が、涼しげな雰囲気を演出します。
  • ヤブラン: 丈夫なグランドカバーとして最適。紫の花も楽しめます。

季節を告げる花と樹木

  • アジサイ: 梅雨から初夏を彩る北庭の定番。
  • シャガ: 春に白や紫の可憐な花を咲かせ、地面を華やかに彩ります。
  • クチナシ: 初夏に甘い香りを運び、五感を癒やしてくれます。
  • ヤマボウシ: 夏の新緑と秋の紅葉が美しく、冬に落葉する姿も風情があります。

北庭だからこそ味わえる「贅沢な時間」

南側の庭が「活動的な場」だとしたら、北庭は「静寂と安らぎの場」です。

厳しい夏の日差しを避け、木漏れ日の中でゆっくりと読書を楽しんだり、風に揺れる葉の音に耳を傾けたり。自然の美しさに包まれる時間は、心にゆとりを与えてくれます。

日当たりだけが庭の価値ではありません

「日当たりが悪いから」と諦めていた場所も、視点を変えれば新しい住まいの魅力になります。北庭の可能性を最大限に引き出すことで、四季の移ろいをより身近に感じる暮らしを手に入れてみませんか?