[家づくりノウハウ]
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2024.12.06
こんにちは、エーシンホームです。
住宅の省エネ性能が注目される昨今、皆さんも『パッシブデザイン』という言葉を目にする機会が増えているのではないでしょうか。
パッシブデザインとは、自然の力を最大限に活用して快適な室内環境をつくり出すという、とてもシンプルでありながら省エネに大きな効果を発揮するデザインの手法です。
パッシブデザインの基本的な考え方は、建物自体の工夫で自然の恵みを上手に取り入れること。たとえば、南側に深く軒を出すことで、夏の強い日差しを遮りながら、冬の穏やかな陽光を室内に取り込む。ただこれだけのことで、冷暖房の使用時間を大幅に抑えることができます。
自然の風を効果的に取り入れることも重要ですね。窓の配置や大きさを工夫することで、家の中に心地よい風の通り道をつくり出すことができます。
とくに、福井のように四季の変化がはっきりとした地域では、この風の通り道が季節ごとに違う快適さをもたらしてくれます。
日本の伝統的な建築に『越屋根』という、大屋根の上に小さな屋根が乗ったような屋根形状があるのをご存じですか? これは、小さな屋根の立ち上がり部分にある窓から、採光と通風を得るために設けたもの。
この手法を応用し、天井高を十分に確保してハイサイドライト(高窓)を設置してみるのも一案です。高い位置にある窓から差し込む光は室内の奥まで行き渡り、均一で心地よい明るさを生み出します。
また、外構デザインを見直すことでも、住宅の省エネ性を高めることができます。
窓の外に落葉樹を配置することで、夏は葉の茂りで日差しを遮る。冬になれば、葉が落ちて陽光を取り入れやすくなる。これは自然の変化を巧みに利用した、省エネ計画の一例です。
パッシブデザインを取り入れた住まいはエネルギー消費を抑えるだけでなく、自然とともに呼吸するような心地よさをもたらします。
エーシンホームでは、こうしたパッシブデザインの考え方を積極的に取り入れて1棟1棟をプランニングしています。
機械的な設備に頼りすぎず、四季の移ろいを感じながら暮らせる住まいは、長期的に見ても大きな価値を生み出してくれるのではないでしょうか。