STAFF BLOGブログ

2022.06.17 ブログ

間取りを決めるときの基本ポイント!3選

藤田 航平

藤田 航平

エーシンホーム 設計課です。
今回のテーマは「間取りを決めるときの基本ポイント!!3選」ということで、
すごく難しいテーマです。
 
まずはお客様に対して間取りをご提案するまでに、プランナーがどんなことをしているかを簡単にご紹介します。

  • 現地調査

まずは建築予定地へ足を運び、方位・道路の位置・敷地の状態・隣家の窓の位置等・景色・風の流れなどを確認します。あの景色が住まいの中から見えると気持ちいいなー、とか
ここに大きな窓があると開放感が出ていいなー、なども現場で考えています。

  • ヒアリング

お客様から具体的なご要望を伺う場です。住宅の予算・大きさなども確認します。

  • プレゼンテーション

前述の現地調査とヒアリング内容を踏まえ考え抜いた間取りを、お客様へご説明いたします。
 
上記のような流れで、お客様へ新しい住まいのご提案をしています。

それでは「間取りを決めるときの基本ポイント!!3選」ご紹介します。

一つ目は予算になります。
全体的な予算に合わせて我々もご提案をしますが、ご要望の内容もしくは立地条件などによっては予算を超える場合もあります。その場合は予算を超えても叶えたいコト・モノなのか?それとも別のもので予算を抑えて予算内で叶えていくのか?優先順位をつけていくことが重要になってきます。
 
二つ目は自分の生活スタイルにあっているかどうか?
ヒアリングでご要望を伺うと、様々な話が出てきます。
リビングの広さ・キッチンの形状・家事動線・収納量・部屋数・外観デザイン・車の台数などなど・・・
ここには書ききれないほどです。

それに加え敷地の条件もあります。
基本的には敷地に合わせて住まいを考えていきますが
この敷地形状だと、水回りはこのあたりのほうが動線的にはいいなーとか、ご要望ではこうだったけど、
こっちのほうがいいなーだとか、ご要望と敷地の条件が相反する場合もあります。
全体的なバランスと生活スタイルを考えて考え抜いた間取りでご提案をしますが、
その間取りが生活スタイルとあっているかどうか?
なかなかイメージしにくいところもありますが、3Dや写真などをお見せしながら新しいお住まいをイメージしやすい打合せを心がけています。
 
三つ目は好きな家かどうか?
これが一番大事だと思います。
エーシンホームのコンセプトは「いい家より、好きな家」
好きな家じゃないと住まいに愛着も持てませんし、いい住まいにもなれません。
まずはお客様が好きな家はどんな家か?
それはお客様自身がわかっている時もありますし、気づいていないだけの時もあります。
それを見つけ形にすることが我々の仕事です。
 
以上「間取りを決めるときの基本ポイント!3選」でしたが、
これだけでなくその他様々なポイントもあります。
「いい家より、好きな家」を一緒に考えませんか?
お待ちしております。

2022.06.02 ブログ

自宅に和室は必要?

藤田 航平

藤田 航平

エーシンホーム 設計課です。
今回のテーマは「和室」についてです。
 
お客様からの「和室が欲しい」というご要望はよく伺います。
その時に重要なのは「和室をどのように使うか?」です。

少し昔の住まいだとリビングからは独立した6~8畳のたたみに
床の間・仏間・押入、壁は柱が見えている真壁と呼ばれるつくりや、天井も木が貼られているなど充実した和室が数多くありました。
この場合の和室の役割としては来客を通す部屋、冠婚葬祭などで大人数が集まる等かと思います。
 
ただ最近だと上記のような和室はなかなかありません。
生活スタイルも変わり、和室の考え方も変わっています。
 
子育て中のご家族であれば、リビングと隣接した場所に配置し、
小さいお子さんが遊んだりお昼寝をする場所としてほしい。

二階に寝室があるが、将来的には和室を寝室として使いたい。

リビングの延長として、たたみでゴロゴロくつろぎたい。

などなど、和室の使い方もカジュアルになりつつあります。
 
たたみの広さとしても、4.5畳あれば大人2人寝るには十分、ちょっとごろごろしながらリビング的な使い方であれば3畳など、ひと昔前に比べると畳数は少なくなってきている傾向にあります。
 
さらにたたみの素材も昔ながらの「い草」ではなく、汚れに強い素材など様々な商品も出ています。
 
今の生活スタイルにひと昔前の和室が適しているかというと・・・もちろん適している方もいらっしゃると思いますが、減ってきているのかなと思います。

ただ、個人的に和室の雰囲気は落ち着きますし、たたみに使われている「い草」の香りは科学的にもリラックス成分が含まれているようです。
なんとなく和風のほうが落ち着く・・・というのは日本人のDNAに深く根付いているからかもしれません。生活スタイルが変われば住宅も変わりますが、日本人らしさというか、四季を大事にしたり、
季節の行事を大事にしたり、「和」という考え方は変わってほしくないなぁ・・・と思います。

2021.05.18 ブログ

窓の恩恵

藤田 航平

藤田 航平

こんにちは、設計部設計課 藤田です。

雨模様の天気が続き、外にも出にくい日が続いております。
しかし窓から少し雨に濡れた緑が見えるだけで、気分も変わるような気がします。
朝起きたときに窓から朝日が差し込んだり、気持ちよい風が窓から吹き込んだり。
窓があるだけで毎日の暮らしが豊かになるような気がします。

そこで、住まいには当たり前にある「窓」について少しお話します。

「窓がない住まいがいい!」という方は恐らくあまりいないと思いますが、
そもそも窓がもたらしてくれるコトとはなんでしょう?

光を取り入れ、明るい空間にしてくれる
風を取り入れ、空気のよどみを解消してくれる
内部と外部をつなぎ、開放感のある空間にしてくれる
外の綺麗な景色が内部から望めるようにしてくれる
など、様々なコトをもたらしてくれます。

そうすると窓があればあるほどいいんじゃない?とも思われるかもしれませんが、そうもいかず。

立地環境によっては大きな窓があると風を取り込めるけど、外部からの視線が気になる。
キレイな景色が見たいから窓を設けたいけど、西日が入ってしまう。
などなど一筋縄ではいきません。

加えて窓の形状(引き違い、すべり出し、Fix・・・)や大きさ、取り付く高さによっても、もたらしてくれるコトも変わりますし、
窓によって外観・内観も大きく変わります。

単なる「窓」と思われがちですが、実はいろいろな要素が複雑に絡み合っており奥深く難しいのです。

私たち設計は窓がもたらしてくれるコト、住み心地、外観、内観など全てを考えながらお客様の住まいをご提案しています。

モデルハウスや見聞会に足を運んだ際は、少し窓にも注目してみてください。
大きくて開放感のある窓だけでなく、小さな窓にもいろんな工夫が隠れているかもしれません。