STAFF BLOGブログ

2023.05.26 ブログ

植物のある暮らし

藤堂 日向子

藤堂 日向子

こんにちは。

設計課の藤堂です。

 

冬より断然夏派!です。

 

夏日を超える日も増えてきて、公園や庭の木々の新緑がとても美しく、ワクワクした気分になりますね。

 

今回は、お家の中をちょっと豊かにしてくれる、 “観葉植物”についてご紹介します。

観葉植物”と聞くと、お手入れが大変!と想像するかもしれませんが、手間をかけなくても育てやすい種類もあります。

 

ライフスタイルに合わせて植物との付き合い方も選べます。

 

では、気軽に始めやすい観葉植物をいくつかご紹介します。

 

【パキラ】

きれいに広がる葉がおしゃれで、乾燥や病気に強く、長持ちする植物です。

日当りの良い場所を好みますが、直射日光では葉が焼けてしまうので、

カーテンレース越しの落ち着いた光が良いです。

LDKにはもちろん、日陰にも強いので、日中は日の当たりにくい寝室に良さそうですね◎

ナチュラルな印象で、どんな空間にも馴染みます。

 

モンステラ

切り込みの入ったような大きな葉は、インテリア性も高く印象的です。

こちらも直射日光は避けて柔らかい光に当ててあげると良いです。

印象的な葉を持つモンステラをLDKの一角に置くだけで、グッとおしゃれな空間に仕上がります。

白い角鉢に入れたり、スツールの上に置くのも素敵です◎

湿潤な環境を好むので、土が乾いていれば水やりはたっぷり

 

【サンスベリア】

縞模様の葉を持つ品種で多肉植物の仲間です。

乾燥を好むため、水やりは少なめが良いです。特に冬の時期は断水状態でOK。

気密性の良い住宅ですと、乾燥することも多いので、その場合は月1回程度の水やりをしてあげると良いですね。

邪気を払う植物といわれているため、 “気” を呼び込むといわれる玄関にもおすすめです◎

 

【ワイヤープランツ】

細いワイヤーのような茎に小さなグリーンの葉が可愛らしいです!

寒さに強く室内外どちらでも育てられる上に、小さいので手軽に始められそうですね。

乾燥によって葉が傷みやすいので、霧吹きなどで葉に直接水をあげる葉水をしてあげると元気な葉を維持しやすいです!

可愛らしいフォルムが見えるように、吊り下げたり、り棚のように高いところに置くのも素敵ですね◎

 

人気のある育てやすい観葉植物を4つご紹介しましたが、種類は本当にたくさんあります。

朝起きた時、家を出る前、帰ってきた時、リビングでのくつろぎタイム、お酒を飲みながら…などなど。

ふと目に入るだけでも気分をリラックスさせてくれる観葉植物。

 

身近な空間にグリーンを置いて、植物のある暮らしを楽しんでみませんか?

2023.05.19 ブログ

畳を知らないこどもたち

国本 剛志

国本 剛志

設計課の国本です。

 通勤中はラジオ派です。

 以前、何気なく聴いていたラジオからこんなことが聞こえてきました。

 「…畳を見たことがないという子供も増えてきているみたいなんです。」

 うろ覚えではありますが、お家に畳がある世帯が減少傾向にあり、普及のために色々と工夫を行っている畳店などを紹介していた内容だった気がします。

 

そもそも昔から畳の部屋があるお家に住んでいて畳が大好きという方も少なくはないかなと思います(私もそのうちの一人です)

当たり前に感じていたことが、そういった危機にさらされているという事を耳にすると先が心配になってしまいますね。

私たちに何かできることはないでしょうか。考えさせられる内容でした。

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ということで、今回は少しだけ畳の話を。

 

 い草の畳は、建物にはもちろん人体に様々な良い効果を与える建材としても有名です。一部例を挙げると、

1 吸湿性・放湿性に優れており、室内の湿度を快適に保ってくれる

2 食中毒菌や腐敗細菌に対する抗菌性がある

3 クッション性があるので転んでもケガをしにくい

4 足触り、香りが良くリラックス効果がある

など様々ですね。

 

 カラー畳というものも普及しております。

和紙等をこよりにして編み込んだ畳でカビが生えにくく、傷もつきにくいなど機能性の高い建材です。

色のバリエーションも選べるので、お部屋の雰囲気に合わせたコーディネートが可能です。い草にアレルギーがある方や、お手入れに不安がある方でも畳空間を楽しむことができます。今のモダンなお家にもしっかり溶け込んで、心地のいい空間を作り出せます。

和室・畳スペースについての事例は以前別のスタッフもご紹介しておりますので参考にしてみてください。

 

畳に限った話ではないですが、古くから大事にされてきた日本建築特有の文化が衰退していくのはさみしいです。良いものは時代に合わせて少しずつ形を変えながらでも後世につないで残していきたいですね。

 

建築に携わる身として、きちんとその良さを理解しお客様への提案につなげられたらいいなと、それも文化継承に貢献できることの一つじゃないかなと思います。

 

 

2023.05.15 ブログ

2重サッシとペアガラス【建築用語集】

戸田 圭太郎

戸田 圭太郎

こんにちは!
エーシンホーム設計課 戸田です
過ごしやすい暖かさになり、窓から心地のいい風が流れる季節になりました

今回は「窓」の間違えやすい言葉の違いをお話したいと思います
みなさん2重サッシとペアガラスの違いを知っていますか?

2重サッシとは既存のサッシに追加してサッシを取り付けることをいいます
別名では「内窓」「インナーサッシ」「二重窓」ということもあります
主にリノベーションで使われることが多いです

今の部屋が寒い!一番熱が逃げるのは窓!ここの断熱性能を上げたい!
でも、壁を壊して窓を取り変えるのは時間もお金も手間もかかる…

そんな時に使われるのが2重サッシです
今ある窓の内側に新たに窓を取り付けるので工事時間も短く、簡単に断熱性能を上げることができます

2重サッシのメリット
・断熱性能が上がる
 暖房・冷房の効きがよくなり光熱費を抑えることができる
・防音効果
 窓が多くなるので、より音を遮ります。ペアガラスよりも防音効果があるそうです
・防犯効果
 鍵も2つになるので、侵入しにくくなります。

 デメリットとしては、開ける窓が2つになることや掃除がしにくいことなどがあります
1つ変えても効果が薄いので、部屋の窓全て変える必要があります。また、窓以外に熱が逃げていないのか確認をすることも大切です

 

ペアガラスとは窓のガラスが2重になっているサッシということです
他の言い方では「複層ガラス」ともいいます
ガラス・空気(ガス)・ガラスの組み合わせで窓のガラスを構成しているため、ただ一枚のガラスより断熱することができます

中に入れる空気ですが、乾燥空気・アルゴンガス・クリプトンガス・真空空気の順で性能が上がっていきます
ペアガラスを採用する際には、中の空気にも目を向けてください

 新築の時に多いのはペアガラスですが、より高性能の家ではトリプルガラスが入っていることが多いです
一番枚数が多いものでは、LIXILのレガリスというシリーズで5枚ガラスのものもあります!

ガラスの枚数が増えるほど使える窓の大きさや種類も少なくなります
5枚ガラスのレガリアでは引き違いの窓はありません!
また、金額も上がっていくのと、窓の重量も大きくなり、開け閉めしにくくなることもあります
使いたい窓や使い方に合わせて性能を考えていくことも重要です

 家で一番熱が逃げやすいのは「窓」です。窓の性能を上げることでより豊かに暮らせます
・断熱性能が上がれば、光熱費を抑えられる
・結露・温度変化による劣化などをおさえることができる
・ヒートショックなどのリスクを抑えることができる
お財布と相談しながら、豊かな生活を手に入れてください

 

最後に、「先進的窓リノベ事業」という事業があることをご存じでしょうか?
窓の断熱改修(リフォーム)を行うと補助金が交付されます
2重サッシにしたい・今ある窓の性能を上げたい・ガラスを交換したいなど、窓の改修を悩んでいるのであれば予算が消化されるまでにこの事業の活用をおススメします!
5/15時点で予算消化19% 残り81%!

2023.05.12 ブログ

庭を少しでも管理し易くする方法

酒井 智秀

酒井 智秀

こんにちは。アフター課の酒井です。
今回は、庭を少しでも管理し易くする方法についてご紹介したいと思います。

最近では、管理に手間と労力がいるとのことで、あまり庭に植栽等植えないお宅が多くなりました。
確かに植栽を植えると落ち葉を拾ったり、雑草を取ったり、植栽が大きくなったら剪定したり…と
大変なことばかりが頭に浮かびますが、植栽選びや下草を植えることで
そんなに管理が面倒で無くなるようになります。

自分も10年前に増築、既存リノベーションをしまして庭づくりを自前でやりました。
色々本を読み、目隠しにはどのような植栽が適しているか?とか、
紅葉するような目で楽しめる植栽は何がいいのか?など、かなり悩みました。
いろんな植栽を植えて分かったのですが、植栽で全く管理しなくていい樹は無く、多少なりは手間と労力がいることでした。

その中でも管理し易い植栽は、
ソヨゴ、オリーブ、ヤマボウシ、シマトネリコなどは見栄えも良く、虫が付きにくい植栽でシンボルツリーには最適です。
でもシマトネリコは成長が早く、剪定をこまめにしないと数年で管理しにくいぐらい大きくなります。
自宅にもソヨゴ、オリーブ、シマトネリコ、常緑ヤマボウシを植えていますが
ソヨゴ、オリーブは成長が遅いため、10年経っても
ソヨゴは50cmほどオリーブは10cmほどしか成長せず、全く剪定要らずです。

あと庭を造ると雑草との闘いが始まります。
自分もあまり手間をかけたくなかったので、植栽の下にバークチップを厚めに敷いたり、タイムやヒメツルソバ、ハツユキカズラなどを植えて雑草が生えてきにくくしています。
実際に、2,3年である程度敷広がるので雑草もそんなに生えてこなくなります。
見た目も華やかで本当に管理し易いです。

家に植栽や花などがあるのと無いのとでは、全く雰囲気が変わります。
自然と関わりを持つことでリラックス効果や癒し効果など、人に対しても良いことが多いので
家を建てられる際には、是非とも庭造りも考えられることをお勧めします。